Vol.7 キングダム 見えざる敵(2007年/アメリカUIP/110分) | ||||
■鑑賞日 | 2007.10.20(土) | ■劇場名 | シネマ太陽帯広 | |
■作品データ | ||||
■監督 | ピーター・バーグ | |||
■キャスト | ロナルド/ジェイミー・フォックス、グラント/クリス・クーパー、ジャネット/ジェニファー・ガーナー、 アダム/ジェイソン・ベイトマン |
|||
■ジャンル | サスペンス・アクション | |||
■あらすじ | 9.11以降、いまもなおつづく見えざる敵との闘い。サウジアラビア外国人居住区でまたもや爆撃による無差別テロ事件が発生する。首謀者は「アム・ハムザ」と名乗る人物。事件で同僚を失ったFBI捜査官ロナルドは現地での捜査を強く主張し、マスコミの力を借りてそれを実現する。ジャネット(法医学調査官)やグラント(爆発物専門家)ら同僚とともにサウジアラビアへと渡るロナルド。サウジアラビア国家警察のアム・ガージー大佐に迎えられた彼等は空港から爆発現場へと直行し、そのすさましい状況を見て愕然とする。タイムリミットは5日間、ロナルド達は早速本格的な捜査を開始しようとするのだが‥。 | |||
■コメント | 「9.11」同時多発テロ以降、ブッシュ米政権による強硬なテロ撲滅政策が展開されている。当初は世論の圧倒的支持を背景にアフガン侵攻やイラク戦争を推進するが、テロは依然として後を絶たず拡散する傾向すら見せている。いまやアメリカ的正義や価値観は揺らぎ、亀裂を深めるイスラム社会との関係は深刻である。 |
Vol.8 グッド・シェパード(2006年/アメリカ/167分) | ||||
■鑑賞日 | 2007.10.27(土) | ■劇場名 | シネマ太陽帯広 | |
■作品データ | ||||
■監督 | ロバート・デ・ニーロ、(製作総指揮/フランシス・フォード・コッポラ) | |||
■キャスト | エドワード/マット・デイモン、マーガレット/アンジェリーナ・ジョリー、サム/アレック・ボールドウィン、レイ/ジョン・タトゥーロ、エドワード・ジュニア/エディ・レッドメイン | |||
■ジャンル | ヒューマン・ドラマ | |||
■あらすじ | 1961年、キューバのカストロ政権転覆を目論んだピッグス湾侵攻作戦がCIA内部の情報漏れで失敗し、指揮をとったベテラン諜報員エドワード・ウィルソンは窮地に立たされる。彼は、第二次世界大戦前夜、イエール大学在学中に秘密結社スカル&ボーンズに勧誘されされたのを機に、第二次世界大戦中にOSSで諜報任務に就くこととなる。終戦後、CIAの一員となり、ソ連との冷戦構造の中で優秀な諜報員として暗躍するが、その陰で妻と息子は孤独な生活を強いられていた。送りつけられてきた一枚の写真とテープを手がかりに捜査を進めていくうちに、エドワードは国を守るか家族を守るかの究極の選択を突きつけられることに…。ひとりの諜報員の波乱に満ちた人生を追いながら、米CIA成立の過程を描いた問題作。 | |||
■コメント |
CIAが情報分析や情報操作、民衆扇動にはじまり、要人暗殺、クーデター支援、秘密援助等々、アメリカが公的には出来ない裏稼業に関わっているのは公然たる秘密である。この作品は「アメリカの暗部」ともいうべきCIAという組織を真正面から取り上げている。秘密主義が徹底された組織だけに、映画化には多くの困難を伴ったに違いないが、努力を惜しまなかったロバート・デ・ニーロはやはり凄腕である。 |