■山行年月 |
2003. 4. 2(水) |
■天気 |
曇のち雪 |
■同行者 |
静子 |
■山行形態 |
残雪期登山 |
■コース(往路/帰路) |
北尾根 |
↑ |
コースタイム | |
5時30分自宅出発 | |
地点分岐等 | 時間 |
登山口 | 7:00 |
Co955p | 8:30 |
稜線1690コブ | 12:20 |
所要時間 | 5:20 |
稜線1690コブ | 12:35 |
Co955p | 14:20 |
登山口 | 15:20 |
所要時間 | 2:45 |
総所要時間 | 8:05 |
17時00分自宅到着 |
65.芽室岳(北部日高/1754M) | ||
03年の初山行はタイムアウトで芽室岳1690コブまでとなりました | ||
今年初の山行は芽室岳。ここ数年のスタート山行と比較すると気象条件、獲得標高差ともにやや難易度は高いが「行ける所まで行こう」ということで自宅を出発する。円山牧場から登山口までは除雪がさており、用意していたスキーの出番はなかった。確実に1時間は短縮することができた訳でラッキーという他ない。山小屋前で装備を整える。私は最初からワカンを履くが、静子はツボ足である。芽室川を渡り北尾根末端に取り付く。予想通り固雪で比較的歩きやすい。但し、樹林帯の中は柔らかいところもあるのでアカエゾマツ林の夏コースをはずれ、やや左股沢寄りにルートをとる。4月初旬、平地は春の佇まいだが、山はまだまだ冬で積雪量も流石に多いようである。このコース、北尾根を忠実に辿ればいいだけなので、コースどりは全く楽で、勝手気ままに歩を進めていく。955メートル地点で一息入れ、静子もワカンを履く。雪に埋まりはしないものの滑るのだという。1300メートル付近を過ぎると尾根が一段と狭くなってくる。ここで注意しなければならないのが雪庇である。できるだけ尾根の西寄りを辿るのだが、ここは潅木類が生い茂り、埋まりやすくて歩きにくい。止む無く固雪の東側を歩く。それでも2〜3日前の登山者の踏み跡よりは西側である。1時間250メートル位のペースで登高だが、1400メートルを過ぎたあたりからは傾斜も増しペースがはかどらない。右には真白な西峰が見え、左手には手前の偽ピークとさながら双耳峰を形成する感じの本峰が見えているのだが‥。気温も低下しているらしく鼻水も出てきた。毛糸の帽子を深々とかぶり厚手のドロワットパーカーを着込む。雪はクラストしているわけではないがとにかく滑るのでアイゼンを履き、ストックをピッケルに持ち帰る。西峰との分岐、1690コブに辿り着いたのが12時半前で、疲労と空腹で予定より1時間ほども遅れてしまった。ここから本峰を目指したいところだが、往復の時間(1時間30分)を考え、ここから引き返すことに。折りしも空模様が怪しくなり雪も舞いだしてきた。適切な判断だったようである。 今回の山行では、アイゼンの袋を飛ばしたり、ザックやおにぎりを谷底に落としそうになってしまった。軽率な行動が深刻な事態を招来する可能性の大きさについて痛感したものである。 |