■山行年月 |
2003. 4.14(月) |
■天気 |
曇 |
■同行者 |
静子 |
■山行形態 |
残雪期登山 |
■コース(往路/帰路) |
三国トンネル |
↑ |
コースタイム | |
9時00分自宅出発 | |
地点分岐等 | 時間 |
駐車場 | 10:45 |
稜線 | 11:40 |
三国山西ピーク | 12:45 |
所要時間 | 2:00 |
三国山西ピーク | 13:15 |
稜線 | 13:50 |
駐車場 | 14:20 |
所要時間 | 1:05 |
総所要時間 | 3:05 |
16時30分自宅到着 |
66.三国山(東大雪連峰/1541M) | ||
深き雪越え分水嶺の三国山に向かうと職場の仲間とバッタリと出会う | ||
起床とともに出発のはずが、屋根を打つ雨音に出鼻を挫かれ一度はキャンセルを決め込む。が、何となく落ち着かないので登山口まで行ってみることに。三国トンネル北側の駐車場に到着したのが10時30分頃。時刻はかなり遅いものの、夏道で1時間強程度のコースなので何とかなるだろうということで出発する。トンネル側にはスキーの跡もあり、それを辿るように先ずは沢筋をいく。何せ初めての山なので地形図で頻繁に現在地を確認しつつの登高である。夏道は沢を東方向に詰めきり稜線に上がるのだが、雪崩の不安もあるので左岸から流入する最初の沢を詰める。早期に稜線まで上がってしまおうという判断である。事の他雪が柔らかく、ワカンを履いているのだが時折大腿部くらいまで埋まってしまう。積雪はたっぷり1メートル以上はありまだまだ冬の装いある。苦しさに耐えジグザグをきりながら稜線に着くと知り合いのKさんとH君が休息しているではないか。あまりの偶然にお互いに感心しつつ情報交換する。彼らは山スキーなので下りは格段に楽ができそうである。彼らに別れを告げ稜線を東上する。厳しい北西風が立派な雪庇をつくっているので意識して尾根の北側を歩く。起伏はあまり無いが、雪が相変わらず柔らかいのと稜線南側(十勝側)の濃いガスは苦痛である。1462コブ(Kさん達はここを頂上と思っていたらしく、ここから引き返している)から一旦下り、鞍部から100メートルほど登り返すと三国山西ピークだ。ここは分岐で、本峰はここから真東に延びる稜線を30分ほど登ったところだが、時間的にもきつくなることや痩尾根で雪庇が左右に張り出し困難な登りになりそうなので、昼食の後ここから引き返すことにする。調べてみると、十勝、石狩、北見の分水点は本峰ではなく西ピークにあるとのこと。実際の地形や位置からもそのことを実感させられるようである。さて、眺望はと言えば、残念ながら雲に覆われていたためそれを得ることはできなかったが、天気さえ良ければ大雪の山並みの全てを目にすることができるだろう。帰路に着く頃は南側のガスも切れ、樹海の中に直線的に伸びる国道273号線も確認できる。幾度となく通った道路の近くにこんな良い山があるなんて、超マイナーな山ではあるが魅力はメジャー級といったところだ。再訪を誓いつつ西ピークを後にする。 |