■山行年月 |
2004. 3.25(木) |
■天気 |
曇のち雪 |
■同行者 |
単独 |
■山行形態 |
積雪期登山 |
■コース(往路/帰路) |
白樺峠 |
↑ |
コースタイム | |
8時45分自宅出発 | |
地点分岐等 | 時間 |
登山口 | 10:25 |
頂上 | 11:45 |
所要時間 | 1:20 |
頂上 | 11:55 |
登山口 | 12:55 |
所要時間 | 1:00 |
総所要時間 | 2:20 |
15時30分自宅到着 |
89.西ヌプカウシヌプリ山(東大雪連峰/1251M) | ||
GPSの優秀性を体感しつつも全面信頼すると思わぬ落し穴があるかも‥ | ||
GPS登山の実験を主たるテーマに東大雪山域の西ヌプカウシヌプリ山へ久々の単独行となった。登山口は然別湖畔へ通じる道々726号線の「白樺峠」で、地図上では西ヌプカウシヌプリ山への最短ルートである。積雪は1メートルほどもあり、少しだけ苦労して雪面に上がる。先ずは、GPSにアップロード済みのルートのスタート地にいることを確認し、東ヌプカウシヌプリを背に千畳崩を左に見ながらスキーで斜面に取付く。この斜面、雪質はスキーが僅かに沈む程度でまずまずだが、意外と密集した雑木林でルート選択に苦労する。この分では下りはワカンになるだろうなどと思いながらの登高となる。道路が遥か下方になり、右背後には結氷した然別湖も見えるが、徐々にガスが濃くなってきた。ザックの肩ベルトに装着したGPSを時々チェックするが、ナビページより地図ページの方がイメージが把握しやすいようだ。勿論、コンパスによる進行方向の確認も忘れない。Co1040まで上がると傾斜は一旦なくなり、人工林とおぼしきカラマツ林が現われる。ここを抜けるとコースは北西方向に変わり、傾斜が再びきつくなるが、やや疎林となるのでスキーも少しだけ楽しめそうな感じである。視界は50メートルほどまで悪化してきたが、GPSの威力発揮には絶好の条件でもある。念のため所々にコーステープをつける。ジグを切りながら概ね直線的に登っていくと上部が開けてくる。頂上付近の地形は北西南東方向にやや長いのだが、ピタリと南東端に到達する。「う〜ん、流石にGPSだなあ」と感心しながら細尾根を辿るとあっけなくピークであった。雪も舞いだしてきたので即座に下山を始める。復路は「軌跡ナビ」機能を試してみる。スキー滑降の部分もあるので、登高時軌跡を軸にしながらのゾーンを意識しての下降となったが、完璧に出発点に戻ることが出来た。受信状態さえ良ければリアルタイムにルート進行状況が掴め精度も高い、山行には極めて強力なツールといえるだろう。しかし、地形によっては受信不可能という事態もあるし、バッテリー消耗やメカニカルトラブルということもありうる。あくまで地形図やコンパスをベースにしつつ、補助的システムとしての位置づけが妥当だろう。そんなこんなで山の印象はほとんどなし(反省)。 |