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F1 F2
F3 連続する小滝
核心部の滑 F4
   
F5 F4とF5
   
 Co1040付近①  Co1040付近②
   
Co1050付近 直登沢出合
   
墳泉塔① 墳泉塔② 
   
 白色沼と東丸山  GPSトラック
■山行年月
2020.07.18
■天気
晴時々曇
■同行者
単独
■山行形態
沢登り
■コース:往路/帰路
幌加川五ノ沢
同左岸尾根
コースタイム
林道車止 8:25
入渓P(Co790) 9:30
大滝上 10:30
丸山墳泉塔 12:20
所要時間  3:55
丸山墳泉塔 12:50
尾根R取付 13:30
林道車止 15:10
所要時間  2:20
482.丸山墳泉塔(東大雪/1120M)
想定外のルートミス・ロストも五ノ沢の前半核心部遡行で帳尻合わせ
久しぶりに陽射しが戻る週末、急遽、未踏の東丸山に幌加川五ノ沢北面直登沢から上がるプランを立てる。単独行ゆえの気楽さを痛感しつつ、嬉々として準備する。だが、あろうことか、当日寝坊してしまう。コースタイムは往復9時間前後と思われるだけに、8時半近いスタートでは東丸山は極めて厳しい。山行目的を「偵察」に切替え、丸山墳泉塔までいくことにする。土砂に埋もれる望山橋を渡り五ノ沢左岸尾根の不明瞭な踏み跡を辿る。Co740で左岸枝沢にルートをとり、Co840で枝沢を離れ右岸尾根の古い作業道を上がる。尾根を回り込み少し行くと作業道が忽然と消える(Co870)。地図をよく見ると、Co840で右(左岸尾根)に上がるべきところを左(右岸尾根)に入ってしまった。大チョンボだが、私の頭の中には「枝沢から左」という思い込みがあった。選択肢は二つ。右上の尾根の背を上がるか、沢に降りるかである。左足元の五ノ沢と言えば、蛇行し函地形が続く険悪そうな箇所。この部分の記録はネットでも見ないので確かめてみたいという欲求が勝った。急斜面を100メートル近く降り、入渓する(Co790)。赤茶けた岩床と白濁した水が迎えてくれる。少々汚れた印象はあるが悪臭はしない。滑と小滝が続き10分も歩くとトイ状の滝で、この辺りから両岸は高い壁となる。沢は右に折れ、いきなり堂々たる釜付滝(7M)が出現、思わず声が出る。ここは右岸ルンゼを上がる。以降も屈曲二段滝、幅広滝、水飛沫を上げるトイ状などが登場し、退屈するシーンは全くない。Co900付近は沢が右左と蛇行するが、ここで大物に出会う。最初に見えたのは右から勢いよく噴出する滝で、ワクワクしながら右に回り込んでみると10メートル近い斜滝だった。さらに、その左上に幅広の直瀑があり、こちらも10メートル近くはありそうだ。斜滝とのコントラストも際立ち、全体では30メートルはありそうな雰囲気だ。圧倒され、暫し立ち尽くしていた。問題はどうやって攻略するかだ。右岸は絶壁で全く弱点はない。左岸は灌木の藪だが傾斜が強く、上部には岩壁がある。とりあえず、灌木を頼りに左岸急斜面を登るが、落口まで3メートルほどのところで岩壁に遮られる。弱点を探して右側にトラバースする。浅いルンゼに行き着き、そこを登路とする。バイルが草付によく効いてくれた。岩壁の隙間からようやく尾根っぽい地形に上がる。おそらく、70メートルほどは上がっているはず。アドレナリン全開で腰痛のことも完全に忘れていた。一息入れ、灌木の藪斜面を降りる。こちらも急斜面で、滑りながら降りたというのが正解だ。高巻に要した時間は35分。私の力量ではルート選択も時間もこんなものだと思う。滝上からは函地形を抜け出し沢は平穏を取り戻す。北から西に方向を転じると、左岸尾根の踏み跡取付ポイントを探しながらの遡行となる。基本的には滑系の沢で、赤茶けた沢景色でなければ、水が澄んでいれば癒される沢旅となるだろう。目的の取付ポイントは左岸枝沢(Co930)の側にあり、古いコースサインがある。太い木を組んだ残骸もあった。橋代わりにでも使ったのだろうか‥。
照り付ける陽射し、行く手を阻む流木の山‥。体力がジワジワと奪われてゆく。Co1050で幅広の滝を越えると、ようやく右岸から東丸山北面直登沢が流入してくる。水の清らかさに感激を覚える。ここまでが随分と長かった。Co1080付近の二股が判然とせず、Co1100近くまで進んでしまう。戻るのも面倒なので、左岸の鹿道を10分上がり丸山墳泉塔に出る。2000年10月(ツアー)以来、20年ぶりの再訪となる。墳泉塔は、年6~7センチほど成長するらしいので1メートル以上は高くなっているはずだ。白い墳泉塔群、石灰華台地、白色沼。これらは火山活動そのもので、丸山山頂から南東1.3キロの爆裂火口(Co1120)に形成されているという。科学的解説を受けてもなお不思議な空間であることには変わりない。山が錦色に染まる頃は見応えがあるだろう。
下山時は素直に右沢を降りてCo1080の五ノ沢に出る。二股付近は少しゴチャついてはいるが普通の注意力で確認できる範疇だ。ボーッと遡行していたのだろう。1時間ほどで左岸尾根取付ポイントで、そこからは踏み跡を辿る。笹が被ったりして不明瞭な所もあるが、おおむね歩きやすいレベルだ。尾根を回り込み沢筋に降りる(Co950)。そのまま下降する手もあったが、尾根筋の踏み跡を確かめてみたかった。崩落した斜面を上がり踏み跡に出るが、やや予定より高度が高い。たぶん違うと思いながら進むとCo950付近で踏み跡が消えてしまう。以降は適当に尾根を降り、浅い沢形から笹薮漕いで望山橋に戻る。感想としては、Co950で出合う沢筋をそのまま下降したほうが早く、こちらが登路の主流なのかもしれない。いずれにせよ、2018年の台風で作業道もかなり被害を受けていると思われ、明瞭さを期待しないほうが良い。
今回はルートミスやロストが重なった。特に、沢筋Co840~同Co950間の踏み跡をロストしてしまった。我ながら恥ずかしいが、その結果として、五ノ沢の前半核心部を遡行できたのだから怪我の功名ともいうべきか。言わずもがなだが、一般のルートとしては全く相応しくなく、その意味で五ノ沢左岸尾根のルートは貴重である。次回は寝坊することなく、緊張感と時間に余裕をもって再挑戦したい。