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コースタイム
林道ゲート 7:10
Co1080二股 8:25
Co1240二股  9:05
三国山 11:05
所要時間  3:55
三国山 11:45
北海道大分水点 11:55
Co1240二股 12:45
林道ゲート  14:30
所要時間  2:45
■山行年月
2020.08.27(木)
■天気
晴後曇
■同行者
単独
■山行形態
沢登り
■コース:往路/帰路
中の川六の沢川右股
同上(Co1240左股)
林道ゲート Co1000小滝
左岸ハング滑 黄土色の沢床
Co1050滝 Co1120小滝
   
Co1180滝 Co1230大滝
   
大滝落ち口  Co1250小滝群
   
 山頂風景  大分水点の碑
   
 音更山方向  GPSトラック
488.三国山(東大雪/1541.4M)
酷暑下の濃密な藪漕ぎ90分でバテバテになるも本峰から大分水点へ
三国山へは雪を利用してCo1462南尾根から上がっているが(2010年3月)、無雪期に訪れたことはない。夏道登山にはあまり魅力を感じないのでそのままになっていたが、最近、音更川支流の中の川六の沢川から三国山へ沢遡行した記録がネット上で散見されるようになった。沢からというのであれば遡行してみる価値はありそうだ。という訳で早速、三国峠方面へ車を走らせる。国道273号Co880付近で右に上勝北林道ゲートがあり、ここが登山口となる。林道は尾根を回り込み、Co855で六の沢川と出合う。ここまで15分ほど。アップにはちょうどいい距離だ。だが、沢音も寂しく、流れも伏流気味で確信が持てない。地形図とGPSで確認の後、入渓する。直ぐに水流は勢いを取り戻すが、川幅はせいぜい2メートル。平坦で倒流木も多い。暫くは荒れ気味の沢を淡々と歩く、我慢の時間だ。Co970で小滝を見ると、Co1000で二条の小滝に出会う。その上は滑床がつづき、沢は屈曲する。左岸はハング状に岩壁が迫り出し、中々の迫力だ。黄土色の沢床と苔むした岩なども見られて美しい。沢は次第に傾斜を増し、Co1050では幅のある3メートルほどの滝が出てくるが、階段状の流れの奥にあるため、高さ以上の威圧感はある。Co1080二股は水量の多い左に入る。この辺りで頂上付近の稜線が視界のものとなる。両岸が立ち沢幅も狭まると、直ぐに二条の小滝が現れ、次いで、Co1180でガッチリとした滝に出くわす。高さは8メートルほど。ホールドは豊富で、慎重に左岸水際を上がる。Co1230でこの沢最大の滝が出てくる。高さは15メートルほどで、優美な滑滝といった趣だが、流石に直登はできない。左岸の藪を小さく巻く。落ち口に立つと高度感もタップリで、クマネシリ山塊も遠望できるようになる。Co1240は本峰ダイレクトの右股に入る。5メートルほどの階段状の滝が出てくるが、容易に処理できる。Co1280二股を左に入ると、ほどなく水流は消失する。沢は笹薮被りとなるが、足元はハッキリしているので掻き分けながら上がる。それもCo1370付近までで、それ以降は笹メインの藪との格闘を強いられる。藪は濃密で灌木などが混じっていると厄介この上ない。傾斜もきついことに加え、風もなく、蒸すような暑さが容赦なく体力を奪う。背の低い藪、薄い藪を選んで進んでいるうちに、ルートはやや西にずれてしまう。標高差150メートルを90分ほどかけて何とか夏道に出る。これほど藪を漕いだのはいつ以来だろうか‥。ヘロヘロになりながら夏道を5分歩き、待望のピークに到達する。天気は良いのだが、ニペソツもウペペもクマネシリも霞んで見える。ユニ石狩から音更にかけては少しだけ緑が濃い。酷暑で大地は相当の水分を放出しているのだろう。登山者の姿もなく、40分ほど山頂を独占し西ピークに向けて歩き出す。天国の夏道を10分で西ピークの「北海道大分水点の碑」に着く。広大な北海道の大地を潤す三大河の源がここにあるかと思うと、何やら感慨深い。下降ルートは、Co1462の南から六の沢川左沢に降りるつもりでいたが、そこまで尾根を下るのも大変なのであっさり撤回。夏道が西側の沢に降りるあたりからCo1240左沢に向けて藪斜面を下る。アバウトなルート取りだったこともあるが、この下りも手強い藪斜面だ。滑りながら20分、Co1400付近でようやく沢形に出会う。笹被りだが、足元は明瞭なので右沢よりは藪が薄い。Co1300で水流を見ると、Co1270で5メートルほどの滝が出てくるが、左岸を小さく巻いて降りる。Co1240二股まで戻ると遡行時の記憶を頼りに足を運ぶ。酷暑もありバテ気味だったが、涼し気な沢から力を得て本来の身体の動きが戻ってきた。西ピークから2時間強で林道まで降りたのだから大健闘の部類だ。そこから車まで15分の林道歩きで山行を締めくくる。車まで戻ると、沢で汲んだ2リットルの水でシャワータイム。場所が場所だけに、国道を走る車からは異様な光景に映ったかもしれないが、私自身はスッキリさっぱりし帰路に就く。
さて、六の沢川の評価について、基本的な数値、沿面距離10キロ強(西ピーク経由)、標高差690メートル弱、を押さえたうえで考えてみたい。内容的には、滝もいくつか出てくるが技術的に難しい所はなく、読図に関しても悩むような場面はない。核心は、Co1370付近からの藪漕ぎだ。笹メインだが、高さも密度もあるのでハードなそれとなるだろう。どちらかというと、体力勝負の沢ということになる。アプローチも抜群に良く、立派な林道を15分歩いて入渓できる沢はザラにはない。山谷的グレードは「!」で良いと思う。藪漕ぎ指数は高いが「*」が付くまでには至らない。藪漕ぎが大好きな向きにはお勧めだ。なお、岳友oginoさんの記録「道北ヤブ山日記」でも触れられているが、Co1240左股の方が直登沢より沢筋が明瞭で藪も薄いようだ。六の沢川をピストンするなら、左股を上がり右股を降りるほうが楽できそうだ。パーティ登山なら、夏道登山口に車をデポしておくのが一般的かもしれない。単独なら、チャリンコをデポしておく手もあるが、長く暗く狭いトンネルを走るのはかなりの勇気がいると思う。