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コースタイム
林道Co668 5:45
登山口 6:55
クマネシリ岳 9:05
所要時間  3:20
クマネシリ岳 9:10
西峰 9:25
登山口 10:30
 林道Co668  11:45
所要時間  2:35
■山行年月
2020.10.25(日)
■天気
曇時々小雪
■同行者
単独
■山行形態
夏道登山
■コース:往路/復路
美利別本流林道C
同上
苔むす欄干 登山ポスト
クマネシリ岳 丸い案内板
登山道① 登山道②
   
 ピリベツ岳 頂上方向
   
 立派な氷柱 南クマネシリ岳
   
クマネシリ岳 凍てつく岩
   
山頂  西望
   
西クマへの尾根  GPSトラック
492.クマネシリ岳(東大雪/1585.9M)
想定外の林道歩きに意気消沈も初冬の雰囲気をタップリ味わい再訪誓う
端境期はいつもダラダラと過ごしてしまい、シーズンインしてから体力不足を嘆くことになる。毎年、この繰り返しで我ながら反省というものがない。だが、高齢者カテゴリーに分類される今、やり過ぎはもっと良くない。休養を入れながら適度に活動を継続するのが賢明だ。という訳で、今回のターゲットはクマネシリ四山の内、未踏だったクマネシリ岳である。
道道88号線から美利別本流林道に入ると走りやすいグラベルが待っていた。気分よく5キロほどドライブし、「ありよしばし」(地形図Co688)を渡ろうとした時、路上を塞ぐ倒木に出くわす。巨木という訳でもないが、一人の力ではビクともしない。GPSで確認すると登山口までは5キロほど。早く出てきたので時間はたっぷりある。橋手前の広場に車を置き林道を歩き出す。以前にも似たようなことがあり、「鋸を車に積んでおかなくちゃ‥」と思ったのだが、喉元過ぎれば何とやらで終わってしまった。15分ほど行くとまたも倒木が行く手を遮る(Co700手前)。今度のはほぼ巨木で、例え、鋸があっても歯が立たないだろう。それを越えるとひたすら歩く。1時間もあればと思ったが甘かった。結局、クマネシリ岳林道に分け入り、登山口に達するまで70分もかかってしまった。入山届に記帳を済ませ、ようやく登山開始だ。直ぐに林道は流失。石伝いに対岸に渡ると、正面に目指すクマネシリ岳が見えてくる。広い土場に出ると、丸い案内板があるが、付着した雪を落としても判然としない。左右にテープがぶら下がっているので、ここはコンパスで確認し右に入る。笹原の登山道は綺麗に刈り払われ、整備間もないことがわかる。長い林道歩きの後だけに有難さが身に染みる。天気はというと、細かい雪が降ったり止んだりするが、時折、陽射しもある。それなりに安定しているものの、山を揺らすような轟轟たる風音が嫌らしい。登山道を塞ぐような巨木はもとより、ブッシュ類も綺麗に処理され、登山者に対する心配りを感じる。コーステープも探す必要がないほどぶら下がっている。Co1200付近から傾斜がグーンと強まり、登山道も凍結してくる。登りはともかく、下りは難儀しそうだ。樹々はすっかり葉を落とし、見通しは良い。右樹間にはピリベツ岳が望め、背後には美里別川左岸の山並みが対峙する。周囲は薄ら白くなり、晩秋というよりは初冬の雰囲気が漂う。スリップしないように慎重に上がってゆくと、頭上に西峰岩峰が覆いかぶさるように迫ってくる。左上に視線を転じると頂上らしき高みが見えてくる。西峰直下、立派な氷柱の側で防寒対策を講じたうえで稜線に飛び出す。思ったより風は弱いが、景色は一気に初冬に変わる。樹々は樹氷を身に纏い、カンバは白い花を咲かせている。目の前にもっこりとしたクマネシリの頂上が現れる。右奥には南クマネシリが長大な山容を見せる。西クマネシリは西峰の陰で目にすることはできない。樹氷をつけたハイマツを手で、身体でかき分けて進む。ズボンも手袋も湿気を帯びてくるが、アウターを身に着けるほどでもなく、9時過ぎにピークに達する。二等三角点が設置され、点名は「熊根尻」。平坦な東尾根が見たくて東側に藪を漕ぐが徒労に終わる。眺望は、スッキリとはいかないが、南北に連なるクマネシリ三山を目にすることが出来る。山塊全体の中心は西クマだが、アングル的魅力はクマネシリ岳に軍配が上がる。流石に長居はできず、5分で頂上を後にする。西クマネシリ岳までの尾根の様子が見たくて西峰に立ち寄る。そこまでは少し藪っぽいが、確かな踏み跡がある。ボンヤリと西クマまでの尾根が浮かび上がる。直線距離にして1.6キロほどだろうか。それほどアップダウンもなさそうに見えるが、ある記録では1時間40分を要した(西クマ→クマネシリ)とある。クマネシリ側からは僅かに登りとなるので、2時間くらいは見ておく必要がありそうだ。安易には踏み出せない。実は今回、登山口まで車が入れば西クマまでの足を延ばすことも視野にあった。が、前述した想定外の林道歩きでその目論見は早々に頓挫してしまう。時間的には何とかなりそうでも、ずぶ濡れ必至の藪漕ぎは避けたいところ。次のチャンスを待ちたい。下山を開始し、西峰直下まで降りると突然という感じで登山者が現れる。2パーティ4人、マイナーピークでもアプローチが良く(今回は違ったが‥)、夏道があると地味に賑わうようだ。釧路から来たというパーティは西クマまで行く予定だという。中々テンションが高い!。慎重に急斜面を下りきると、ようやく安心して足を踏み出せるようになる。この時期、低山といえども軽アイゼンくらいはザックに忍ばせておいた方がいい。西峰から1時間強で登山口まで戻ったはいいが、ラスト70分の林道歩きは試練だった。それでも、正午前には車まで戻ることが出来たのだから、私の場合、早立ちは必須条件なのだ。ちなみに、後続の登山者の話では、ありよし橋側の倒木は処理したが、奥の巨木の方は手に負えなかったとの事。手前まで2台の車が入っていたが、さほどのアドバンテージは得られなかったようだ。
再挑戦の時期としては、林道が開く時期に残雪を利用するというのが一番確実ではないだろうか。西クマネシリ岳からピリベツ岳に足を延ばし、鞍部からの沢下降というルートもあるだろう。高い優先順位ではないが、再訪すべきエリアとなったことは確かだ。下山後は、久しぶりに芽登温泉で汗を流し、「巨岩の滝」に立ち寄り帰路に就く。