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崩落した橋 稜線直下
平坦な稜線 上滝山
   
 山頂風景 南斜面
 
コルから西峰 西峰山頂
   
西峰南尾根 タップリ雪化粧
   
1270北尾根 GPSトラック
コースタイム
奥沙流林道G 7:25
上滝山  11:15
所要時間  3:50
上滝山 12:00
 上滝山西峰 12:15
林道Co755P 14:10
奥沙流林道G 14:45
所要時間  2:45
■山行年月
2021.01.15(金)
■天気
■同行者
単独
■山行形態
新雪期・山スキー
■コース:往路/復路
奥沙流林道・北尾根
Co1270JP北尾根
499.上滝山(日高北部/1331M)
余裕のはずの周遊プランも下降ラッセルの苦戦強いられ林道へ逃避
積雪ゼロで迎えた2021年の十勝にも待望の降雪があり、ようやく冬が訪れたという気になる。私のような趣味レベルはさておき、スキー場関係者にとっては死活問題で、ホッと胸をなでおろしていることだろう。勿論、農家にとっても、天然リンク造成者にとっても雪は天の恵みだ。生命や生活を脅かす雪は論外だが、「冬は冬らしく」当たり前のことがいつまでも続く北海道・十勝であってほしい。
さて、関西風に言うなら15日は松の内。ギリギリの正月山行第二弾は上滝山だ。2009年、沙流岳への縦走途中に立寄って以来なので12年ぶりとなる。日勝峠日高側六合目にルートとなる奥沙流林道入口がある。側には駐車エリアがあり、これ以上のアプローチはない。国道を行く車を横目に装備を整える。面倒なのがブーツだ。ダウンサイズしたせいで、靴擦れは全く起こらないが、作りがスリムなので履くのも脱ぐのも窮屈で時間がかかる。標準体系の人には分からぬ苦労だ。林道ゲート横からすぐに右手の林に入る。林道は大きく迂回しているのでショートカットし橋の手前に出る。急がば回れだったかも‥。直ぐの沙流川に架かる橋は見事に崩落している。2016年の台風によるものだろう。平時の水量からは想像出来ない破壊力だ。近くのスノーブリッジを利して対岸に移る。林道に戻ると、20センチほどの新雪を淡々とラッセルする。少しだけ重めの雪だ。沙流川支流を左岸から右岸に渡り北尾根に取付く。取付はやや急だが、尾根に乗ってしまえば傾斜は落ち着く。ただ、雪の詰まり方が弱く、グサグサと踏み抜く。身動き出来なくなったりするから厄介だ。おおむね、尾根の背にルートをとる。こんなにあったかというほど作業道に出くわす。上手につなげば楽が出来るかもしれないが、距離は伸びるし、ラッセルも心なしか深い。Co1250付近を過ぎると傾斜がやや緩み、前方が明るくなってくる。樹々はタップリと雪を纏い底冷えする寒さを感じる。凛とした空気感と静寂さこそ冬山の真骨頂だ。平坦な稜線に出ると、波打つ雪面を避けながら南西に進む。樹氷咲く頂上丘が穏かな表情を見せる。申し訳程度のジグを切り最奥のピークに立つ。見た目、高くもあり枯れ木にテープも付けられていたので頂上と思ったが、GPSによれば少し手前だった。眺望といえば、ガスが垂れ込め、沙流岳もペンケヌーシ岳も頂上部は見えない。直下南側の樹木も視界を妨げている。しかし、足元の南斜面は垂涎斜面に映る。魅力に抗しがたく、100メートルほどシュプールを描く。登り返して西峰へ向かう。高さにして17メートル低いが、三角点はこちらにある(三等三角点:上滝山)。眺望も断然よく、日高の主脈も遠望できる。ペンケヌーシ岳はまだ未踏で気になる山の一つ。冬季は北尾根が主たるルートとなるだろうが、アップダウンと長さを克服しなければならない。その力が今の私にあるのだろうか‥。複雑な思いを抱きながら西峰を後にする。今回、復路は西隣Co1270JPの北尾根下降を選択。沙流川支流を軸に一回りするルートで、尾根末端で往路に合流するというものだ。シールを外し、コルからCo1270JPの北東斜面をトラバースする。深くて重めの雪に想定外の下降ラッセルとなる。30分ほどかけて北尾根に乗ると、樹間から国道が見え、車の音も聞こえてくる。Co1160南コルからは東斜面を回り込んで尾根に戻る予定だったが、Co1070付近で力尽きてしまう。尾根下降を諦め、往路の林道に早めに降りることにする。東斜面はオープンバーンには程遠いが、傾斜があるのでスキーが良く滑る。途中で作業道に出合うのでそれを辿ってみるが、傾斜が緩く話にならない。樹木や藪の間隙を縫って35分ほどかけて林道まで降り切る(Co755)。林道脇に細い流れがあるのに気づかず、その中に嵌ってしまう。板についた泥水が瞬時に凍り付く。体感的には寒さを感じないが、気温はやはり厳寒期のものだ。尾根下降で思わぬ苦戦を強いられ、やや疲労感を感じながらSBを渡り、愛車の待つ駐車エリアに戻る。装備を解き一息つくと時計は15時を回っており、予定より1時間ほど遅い下山となってしまう。このところの山行が軽めのものが多く、期せずして、時間的にはそれなりの山行になった。北尾根下降を少々舐めてかかっていたことは反省材料だが、身体が予想以上に動いてくれたことが嬉しい。
前述したとおり、私にその力があるとすればペンケヌーシ岳を北尾根から登ってみたい。日勝峠起点の記録は散見されるが、上滝山経由は目にしたことがない。上滝山南面基部付近にBCを設置し、2泊3日のゆったりプランだ。実現するのか、それとも願望に終わるのか。2~3年前なら迷うことなく実行に移していたが‥。悲しいかな、体力はやはり逃げるのだ。