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■山行年月
2021.07.31(土)
■天気
■同行者
ISHIさん
■山行形態
沢登り
■コース:往路/復路
アバレ川
夏道(望岳台C)
Co860付近 Co920付近
Co930滝 Co970付近
   
 Co1010滑床 Co1120付近
 
Co1260付近 Co1280滝
   
勝瑛ノ滝 高巻き中
落口から下流 GPSトラック
コースタイム
美瑛富士登山口 5:45
入渓810P 6:15
Co1250二股 9:30
夏道Co1415P 11:35
所要時間  5:50
夏道Co1415P 12:35
望岳台 14:35
所要時間  2:00
512.アバレ川(十勝連峰/美瑛岳夏道1415M)
水量は少な目も変化に富んだ渓相を堪能し自信回復の山行となる
濃密な雪山シーズンの反動か足が山に向かない。そんな折、今春、チトカニウシ山をご一緒したISHIさんから声がかかる。酷暑が続く中、沢登りしかないということで、私自身2回目となるアバレ川に向かう。
初回は素直にいこいの森駐車場からスタートしたが、砂防ダムの処理に閉口したので、今回は美瑛富士登山口から林道を辿りCo810で入渓する。砂防ダムを全て回避したのはいいが、そこには水流はなく涸れ沢と化していた。一枚岩の沢床が露わになり、さながら、滑り台とかハーフパイプといった雰囲気だ。状況変化に戸惑いつつ、ゆっくり目のペースで歩き出す。直ぐに涸れた滝に行く手を阻まれる。左岸から巻くが少し大き過ぎたようで、何とはない場所で15分近くも藪を漕いでしまう。Co840で沢身に戻るとようやく水溜まりが出現し、Co900付近で本来の流れを取り戻す。苔に覆われた岩床、ウオータースライダーのような流れ、ミニ廊下、トイ状、多様な小滝‥。易しくも変化に富んだ渓相にはやはり癒される。沢は2度目というISHIさんの足取りも軽い。時に意識的に流心にルートをとり全身で清涼感を味わう。だが、Co1100辺りになると沢中にも直射日光が届くようになる。眩いばかりの陽射しと熱風に襲われ、頭がクラクラし汗が噴き出す。小休止を入れたいところだが、沢は乾いた茶色の土に覆われ、うっかり石の上などには座れない。フェルト底にも泥が付きスリップしそうになる。適度な降雨があれば綺麗に洗い流されたはずで、こんなところにも、降雨不足で大地が干上がっていることを感じる。Co1200付近で正面に美瑛岳が遠望できるようになり、平坦な沢景色を取り戻す。注意していたつもりだが、今回もCo1250二股を確認できないままに通過する。右岸には崩落した所もあり、合流点付近の様子は変わっているのかもしれない。少なくとも、地形図水線のような顕著な流れはない。Co1280過ぎの滝(10M)は右岸を上がり、ISHIさんにロープを出す。ISHIさんにはその必要はなかったが、単独の場合、セカンド確保をシステムとして実践する機会がないので、あえて、練習させてもらった。右岸の踏み跡を詰めてゆくと懸垂下降用の残置スリングがセットされていた。沢床まで高さも傾斜もあり、いきなり本番ではリスクが大きいと判断。落ち口方向に少し戻って、低いところから藪を頼りに沢に降りる。ラストに控えし「勝瑛ノ滝」も水量こそ前回より少ないが、30メートル直瀑は迫力満点だ。ここまで、ほぼ予定のペースなので長めの休みをとり周囲をじっくり観察する。前回は滝手前右岸の藪から巻いたため、長い濃密な藪漕ぎとなってしまった。ルートファインディングとしては明かなミスで、今回、同じ失敗は許されない。滝側右岸のガレた急斜面にルートをとる。上部が立っていて行き詰る可能性もあるが、その場合は藪に逃げることにする。ザクザクなので落石に注意しながら慎重に上がってゆく。下を見ると後続のパーティが現れる。彼らの声がスタジアムに響く。下からは涸滝に見えていた右股滝が水を落としていたのは新たな発見で、思えば、前回は藪漕ぎで周囲を観察する余裕はなかった。上部には踏み跡もあり、尾根のハイマツ枝には切り込みが入っていた。想像以上に楽な高巻で、トータル10分ほどで済ませることが出来た。落ち口近くまで行ってみるが相当な高度感で、私などかなり手前で足がすくんでしまう。その先に行こうとするISHIさんには、リーダー権限を発揮し思い留まってもらう。そこからは難しいところはないと思っていたが、意外と手古摺り、夏道までは15分ほどもかかってしまった。沢の様子が前回とは変わっていたようで、夏道渡渉点も左岸と右岸の間に50メートルほどのズレが出来ていた。ここで遡行を打ち切り大休止とする。沢水に首まで浸かりクールダウン。ついでに、沢靴やウエアの泥を落とす。夏道を行く登山者たちの羨望の眼差しを浴びたのは言うまでもない。ほどなく、後続のパーティが到着。一息入れた後、美瑛岳に向けてポンピ沢を上がっていった。当たり前のことだが、若者たちの体力とモチベーションたるや、年寄りの比ではない。
60分の大休止の後、望岳台に向かって夏道を降りる。背後には美瑛の大槍と1962付近の岩稜帯がアルペンチックな景観を漂わせ、前方左手には噴煙上げる十勝岳が、右下には望岳台の建物とそこに至る夏道が遠望できる。心地良い風を受けながら快適な下降だったが、雲ノ平を過ぎた辺りから灼熱地獄となる。沢靴のままなのでスリップすることも度々で、急激に消耗する。バテバテになりながら何とか2時間で望岳台に下山する。そこは人と車で溢れ、コロナ禍以前の日常が戻ってきたような賑わいを見せていた。コロナは怖いが、3箇月ぶりの、それも8時間近くに及ぶ山行を完遂出来たことが嬉しかった。自信回復を得た山旅を振り返りながら花人街道を帰路につく。