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Co780中股滝 Co920滑滝
   
 開けた直登沢 Co990滝
 
Co1060滝  Co1100付近 
   
直下から南望 頂上から北望
   
草紅葉と西峰 Co950滝
本流出合付近 Co780左股滝
■山行年月
2021.09.20(月)
■天気
■同行者
単独
■山行形態
沢登り
■コース:往路/復路
ニオベツ川南西面直登沢
Co780右沢(南コル沢)
コースタイム
野塚トンネルP 7:00
Co780三股 8:10
Co930二股 8:40
野塚岳 10:25
所要時間  3:25
野塚岳 11:10
南コル 11:30
Co780三股  12:55
野塚トンネルP 13:55
所要時間  2:45
513.野塚岳(日高南部/1352.6M)
コンセプトは「守り」の山行だがバロメーター的評価は合格点がつく
ニオベツ川南西面直登沢から野塚岳へはこれまで11回登っている。登山を始めて24シーズン目、間違いなく最も足繁く通ったルートだ。抜群のアプローチと開放感タップリの渓相、適度な難易度が私を惹きつけて離さない。私自身の力量(沢行の)のバロメーターにもなっており、その時々で安心したり、ガッカリしたりすることになる。果たして今回はどうだろうか‥。アバレ川で無理をしたわけではないが、このところ膝の調子がパッとしない。本来なら未遡行の沢に入りたいのだが、こんな状況では無茶はできない。コンセプトは、「守り」の山行だが、ニオベツ川なら何とかなるだろうという根拠なき確信を抱きつつ南日高に向かう。
野塚トンネル側の駐車帯に先客はいない。装備を整え7時にスタート。アルミ梯子を伝って沢床に降りる。日影と言うこともあるが辺りにはヒンヤリ感が漂う。思えば9月も下旬、高峰では紅葉が盛りでもうすぐ初雪の時期がくる。季節の移ろいを思いながら歩き出す。20分も行くと沢は大きく開け、正面に北コルに突き上げる沢筋が見えてくる。源頭部は大きく深く抉れている。ここから見る限り、西峰も本峰もたおやかな山容だ。前半の核心部が始まるCo720二股から。やや蛇行する沢筋に小滝が連続し滑も現れる。ほどなく、Co780三股となり、ルートの中股は二条の滝(8M)となって落ちている。幅広で堂々としているが、高さでは西峰に至る左股の滝が勝っている。いつものように右岸を高巻き落ち口に抜ける。その後も小滝や滑が続き、扇状の滑滝を越えるとCo930二股となる。ここまで1時間40分、右膝を庇いながらにしては良いペースだ。痛むようならここから引き返すつもりでいたが、迷うことなく遡行続行を決める。この辺りはすでに日向にでていて身体がホカホカとしてくる。しかし、ルートとなる直登沢(右股)は右岸尾根東斜面こそ陽射しタップリだが沢中は日影だ。極力、身体を濡らさないようルートをとる。高度がグングン上がり手足を総動員しての登行となる。微妙な右岸巻きなどではバイルを出す。Co970過ぎからCo1070近くまでが後半の核心部で、Co1060過ぎの滝ではどうにも巻きようがなく、途中で右岸から左岸に移り突破。水流をまともに浴びてしまう。何より安全なラインを優先した結果だから仕方がない。それにしても冷たい。次第に沢形が浅くなり、沢中にも陽射しが届くようになる。源頭近く(Co1250)で水を確保した後、いつもより早めに沢形を離れる。毎回、沢形に拘ったルートどりの結果、僅かにピークを外していた。なので、今回はダイレクトにピークに上がるのが狙いだ。南西面は藪がほとんどなく、好天で目視も充分に利く。難易度は低いが、ささやかな目標でもあるのとないのでは大違いだ。それだけに、正面に三角点標柱が見えた時は嬉しかった。10時25分、ピタリ頂上に到達する。山々の斜面に雲が黒い影をつくるが、360度視界を遮るものはない。眺望を楽しみ、久々の山頂ラーメンをいただく。優しい陽射しと微風、昼寝でもしたくなるような気分になる。
下降は南コルまで降りて、Co780右股沢(南コル沢)を辿る。以前はCo1220南西尾根を下ったが、南コル沢を降りるようになって存在感は薄れてしまった。2004年に初めてニオベツ川から野塚岳に登った時などはオムシャヌプリまで足を延ばし、東コル沢から上二股沢に降りた。主稜線を南望しながら、よくぞ歩いたものだと思う。20分かけて南コルまで降りる。ここの草紅葉は中々見応えがあるが、今回は少し早かったようだ。笹薮の急斜面を抜けるとほどなく沢は直線状となり水流を見る(Co1050)。小振りながら立派なV字谷で傾斜もかなりある。スリップしないように慎重に降りてゆく。面倒がらずにクライムダウンで突破してゆくが、Co950の滝(5M)だけは残置スリングを使い懸垂下降する。以降も左岸に巻き道らしきものがあったり、灌木に残置スリングがあったり、下降ルートとして定着してきたようだ。南コルから85分かけてようやくCo780三股まで降りる。膝を庇いつつというのもあったが、終始張りつめた下降となった。流れの中を降りることが多く、濡れてしまったのも疲労感を増幅させている。気温の低い時は尾根下降を選択したほうが良さそうだ。三股から1時間のクールダウンで車に戻る。護岸コンクリートに固定された梯子の有難みを痛感しながら沢装備を解く。気がつけば、膝痛もほとんどなく山行を完遂することが出来た。時間的にもプランどおりで、納得のいく山行となった。冒頭のバロメーター的評価も間違いなく合格点が付くはずだ。
今季沢シーズンは山行回数が僅か2回と寂しい結果となった。少し反省したり、これが私のスタイルと開き直ったりしてきた。確実に経年劣化する身体と心。時に労わり、時に叱咤激励し山と関わり続けることが出来れば幸せだ。